第10回記念の世田谷シティロゲインは、「申年干支巡りロゲイン」と銘打って、2016年1月30日(土)に三軒茶屋駅前の「三茶しゃれなーどホール」を会場に開催します。世田谷を舞台に、2016年の干支のお猿さんにちなむポイント探し巡ってください。おなじみのプチグルメポイントはもちろんのこと、公式エイドステーション「ホドホド亭」も臨時開店するとか? 新年お楽しみの新春運試し福引もご用意いたします。奮ってご参加ください。

初心者の方へ

毎回、初めてのロゲイン参加の方が多くいらっしゃいますので、以前開催した狛江シティロゲインの地図の一部をご紹介しちゃいます。当日、使用する今マップもほぼ同じイメージです。


赤い○の中心、ピンポイント(小さな赤い点が打ってあります)が撮影ポイントです。「○の中のどこか」ではありません。○の中心点がチェックポイントですのでご注意ください。そこにいけば、同じ番号のポイント説明と同じ写真を取ることができます(上図の例では19番のチェックポイントの中心には「道しるべ」が立っています。同じアングルの写真を撮ったら19点獲得! ということです)。

ポイントの番号が得点になりますが、遠くのチェックポイントや見つけるのが難しいチェックポイントには高い点数がついています。

二重丸はゴール地点、三角はスタート地点を表します。つまり、狛江シティロゲインではスタート・ゴールは同じ場所ということです(今回も同じ場所の予定です)

緑の○は、世田谷シティロゲイン名物のプチグルメポイントです。
野川のカルガモおとーさんが食べ走って、これは!という買い食いポイントをご紹介しています。立ち寄っても得点になりませんが、老舗の味を楽しんでください。

地図記号は忘れちゃいました?(^_^; おさらいが必要な方はこちらで勉強しておいてください。
http://www.gsi.go.jp/KIDS/map-sign-tizukigou-h14kigou-itiran.htm

縮尺は2万5千分の1。つまり、1Cmが250m、1㎜が25mということになります。
ちなみに電柱の間隔は通常の場合、約30mです。

それから、プチ情報として、地図には磁石が指し示す北を現す「磁北線」というものが書かれています。この磁北線の間隔は実際の約1Kmです。したがって、歩けば15分程度、早く走っても6~7分かかります。作戦を立てるときの距離の目安になるかと思います。

黒線一本の道はセンターラインの無いような細い道、2重線の道はセンターラインのある太い道ということですが、実はあまり厳密に区分けされていません。黒 線一本の道なのに結構大きい道もあったりしますし、二重線の道でも「エッ!? 細っ!」という道もあったりしますのでご注意を! でも、位置関係は合って いますので、あまり疑うとドツボにはまります。

ちょっと太い二重線の道。センターラインがあります


普通の二重線の道。自動車がすれ違いできる。
でも、これでも普通の二重線の道だったりします。

黒線一本の道。車一台がやっと。人しか通れない場合もある。
でも、こんな細い道でも普通の二重線だったりします。


黒線一本の道が住宅街やマンション群のなかに途切れているところがありますが、そこは私有地の行き止まりの道ですので絶対に入り込まないでくださ い。そのまま行ければ近道なのにと思っても、無理に通り抜けることは絶対にできません。素直に諦めてください。トラブルのもとになります。戻る潔さが大切です。



これからは、オリエンテーリング歴40年の野川のカルガモおとーさんが伝授する「地図読みのコツ」です(まあ、ムダに長くやっていただけなので、大したことはお伝えできませんが、何かの足しにはなると思います)


【迷わなきゃいいんでしょ! でも、「迷う」ってどういうこと?


さて、そもそも「迷う」というはどういうことでしょう。

知らない土地に入り込み、どっちに行ったらよいのか判らない状態でしょうか?
でも、知っている場所でも迷うことはあります(今回のロゲインでも、地元の方が自宅の近くで迷うことがあるかもしれません)。馴染みの場所でも、目的地の方向が判らず右往左往することがあると思います。

ロゲインで「迷う」とは、「自分が地図上のどこにいるのか判らない状態」であると言えます。自分がいる現在位置を地図のうえのココ!と指し示すことができなければ、目的のポイントがどの方向で、どの道を通ったらいいのか判りません。

ということは、常に地図の上に自分の現在位置を確認しながら進むことが大事になります。交差点や道の曲がり、学校や公園など目標になりやすい場所を目印にしながら、自分はここまで進んだ、ここまで来たんだ、ということを確認しながら進むことが重要になります。おしゃべりしていて、なんとなく歩いていると即迷いますよ~(^_^)


【地図を見るときの最も大事なコツ、それが「正置」】


初心者の方によくあるケースなのですが、印刷してある文字が読めるような位置にして(つまり北を上にして)地図を見て、頭をひねっている。実際の地形と合 わせるために、頭のなかで地図のイメージをグルグル回しているんでしょうねえ。それは相当に高度な知的作業。歩いたり走ったりしながら、そんな難しいこと はできません。

そこで、一番大切なことは「地図を見るときは、実際の北と地図の北を合わせること」
これを「正置(せいち)」といいます。磁石の示した北に合わせるように地図を回して、実際の北と地図の北を一致させると、 地図上の道の方角と実際の道の方向が一致して、イメージしやすくなりますし、自分の進むべき方向がわかりやすくなります。ぜひ、正置を心がけてください。 「地図を見るときはコンパスを合わせて常に正置」ができれば、迷う確率は50%以上減ると言っても過言ではありません。


【地図は正しい? いいえ、ウソだらけです】


地図の縮尺は1:25,000、つまり250mを1Cmに縮めています。
ということは、1㎜は25mになります。

地図に書かれている二重線の道をみると1㎜くらいの幅がありますよね。ということは20mの道幅ということでしょうか。普通の2車線の道路が幅6mくらい ですから、25mというと6車線で立派な歩道がついているとてつもなく大きな道ということになります。世田谷区内で、そんな高規格の道路は東名高速と環八 と R246くらいです。

6m幅の道路を正確な縮尺で書くと、0.2㎜ちょっとととてつもなく細くなって見えません。ですから、地図は「誇張」して描かれているのです。

さて、1㎜25mというと結構長いです。その間に交差点が一つや二つあってもおかしくないくらいの長さです。わずか1㎜の間に2本も3本も交差点を描くのは至難の技。全部の道をそのまま描いたら地図は真っ黒になっちゃいます。

そこで、地図は「省略」して描かれているのです。
個人宅に行き止まりになるような道は多少広くても黒線一本で表されたりしますし、他の部分では二重線で描いているような幅の道でも、密集していたりすると黒線一本だったりします。建物も省略されていますし、細かな道の曲がりも省略されます。


日光のいろは坂。道の太さは誇張されいますが、カーブは省略されています。

このように、実は地図はウソだらけです(^_^;
だからといって、地図が不正確であると言っているのではありません。
地図を使う人が使い易いこと、地図を見る人が見易いことを考えての「誇張」と「省略」であり、それを理解して地図を読むことが重要なのです。


「地図を見るときは常に正置」

「常に自分の現在位置を地図上で確認」

「地図の誇張と省略に注意」



これが、野川のカルガモおとーさんがオススメする地図読みのコツです。
でも、それでも迷うでしょう(^_^;

そうしたら、最終兵器「人に聞く」です(^_^;;;

ワンコを散歩しているような、いかにも地元風の人に「スミマセ~ン。ここはどこですか?」と笑顔で聞いちゃいましょう。競技オリエンテーリングや競技ロゲインではご法度ですが、レクロゲインですのでこれも一つの地元交流ということで大目に見ちゃいます(^_^) 
ただし、笑顔であいさつ、丁重なお礼は忘れずにね

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